2007/11/01

ボケ味その2

お久しぶりです。前回の更新から半年以上間が空いてしまいました。今後の更新頻度についてお約束はできませんが、ベストエフォートで頑張っていきます。

日本人はアウトフォーカス部分(平たく言うとピントが合っていない部分)の描写を気にするけど、他国の人たちは気にしないという話を聞いたことがあります。では良いボケ味とはどのようなモノかと言うと、書籍やBlogなどの意見を統合すると、だいたいの人は「なめらかにとろけるようなボケ味が最高 」と言っています。逆に悪いボケ味というのは、妙に輪郭が自己主張して、挙げ句の果てに輪郭が二重になる(二線ボケ)モノなどを言うそうです。世の中にはキレイなボケ味を求める人が、このレンズが良いだのあのレンズが悪いだの、好き勝って言っていますが、被写体まで近い場合はキレイだけど遠い場合はイマイチ(逆の場合もあります)なんて例が沢山あるので困っちゃうところです。

ボケ部分はあくまで主役を引き立たせるための味付けなので、ほどほどにしておいた方がお財布に優しいのも事実です。 とは言うモノの、とろけた背景の中にピシッとピントの合った被写体があるとキレイに見えるのも事実です。まずは被写体が目立つようなアングルを探す能力から磨くのが、練習としては最適かも知れません。ってことで、寄ってみる、退いてみる、上(下)から見てみる、朝夕ならば少し待って太陽光の影響が変わったところを撮ってみるなど、工夫できる点は工夫してみることが上達への道です。などと偉そうなことを言っていますが、もちろん私も練習中です。千葉市花の美術館にて。

E-1
Zuiko Digital 14-54mmF2.8-3.5
(54mm, 1/1600sec, F3.5)
Posted by Picasa

2007/03/14

前ボケ


 花などの写真を撮ろうとすると、やはりキレイに撮りたいと思うのが人情です。ですが、どうしても画面が単調になったり、端の方に不要な物体が入ってしまうことが多いです。そんな時に使える基本的なテクニックが前ボケです。やり方は簡単で、下の図のようにカメラのすぐ前に他の花などが来るようなアングルで撮影するだけです。

カメラ--他の花(近)-----------------------被写体(遠)

 被写体を遠くにしすぎると小さすぎるので、ちょうど良い距離を模索してみてください。場合によって、前ボケを完全にぼかしてしまう方が良い場合と、何が写っているか分かるぐらいのぼかし具合がよい場合があります。よく言われることですが、「何を」「どう」表したいのかによって調整するものなので正解はありません。また、なるべく被写体が引き立つような色合いの前ボケを作ると効果が高いです。
 作例は、前ボケが薄すぎて、何を表そうとしたのかが分かりづらくなってしまった例です。練習練習。(実家の庭にて)

E-1
OM Zuiko 100mmF2.0
(1/250sec, F2.0) Posted by Picasa

2007/02/20

神々しい光


 水族館などではイルカのショーが目玉になっていることが多いです。お茶目なイルカたちは、ショーの合間に自主練習したり、ショー終了後に残っている子供達相手に愛嬌を振りまいていることもシバシバ。そんなところが、イルカは賢いと言われる所以だと思います。そんな賢さに加えて、癒しを感じさせてくれるのがシロイルカ(ベルーガ)です。体が大きいので激しい動きはできませんが、ほのぼのとした動作に惹き付けられてしまいます。
 写真は、ゆったりとした動きから、突然「ガー!!」と観客を威嚇して楽しましてくれた人気のシロイルカ、ラーラちゃんです。頭上から降り注ぐ陽の光が波に揺られて、何とも言えない神々しさを醸し出しています。(八景島シーパラダイスにて)

E-1
Zuiko Digital 11-22mmF2.8-3.5
(22mm, 1/60sec, F3.5) Posted by Picasa

2007/01/27

朝市


 凍てつくような寒い朝です。早朝の柔らかな光の中、新鮮な野菜・果物・チーズなどが並ぶ市場での一枚です。まだ開始直後なので人が少ないですが、売る側は元気はつらつです。「さて、何を買おうかな?あっちにもいいお店が並んでるね。」などと聞こえてきそうな中で撮影しました。コンピエーニュにて。

E-1
Zuiko Digital 11-22mmF2.8-3.5
(22mm, 1/250sec, F3.5) Posted by Picasa

2007/01/09

逆光


 通常、初心者が写真を撮るときは順光(太陽に背を向けて、被写体の真正面から光が当たるように撮影すること)で撮るようにと言われますが、それにはいくつか理由があります。一つ目は、初心者はカメラの構え方が適当なので、手ぶれが起こりやすく、少しでも被写体を明るくしてシャッタースピードを上げて、手ぶれを防止する。二つ目は、レンズに直接光が差し込んでいると、写真が全体的に白っぽくなってしまう(フレアと呼ばれる)こと。三つ目は、レンズによりますが、逆光(太陽の方向を向いて撮影すること)だと明るい点(ゴーストと呼ばれる)が出やすいこと。四つ目は、逆光で人間を撮影する場合に、背景が明るくて顔だけが暗い場合、目で見ている分には良いのですが写真に撮ると被写体の顔が真っ暗に近く写ってしまいがちなこと。などが考えられます。
 原因が分かっていれば、それらを一つ一つ取り除いていくことで、写真の世界を広げることができます。具体的な対策ですが、一つ目は基本中の基本なので、カメラをしっかり構えてください。とは言うものの、晴れの日の日なたであれば、そんなに大げさに考えなくても十分明るいです。二つ目と三つ目は、レンズに直接光が当たらないように、レンズフードをかぶせるか、片手を使って日よけを作るか(ぶれには注意してください)、うまく日陰を活用するかしましょう。四つ目は、露出補正機能を使用して、+側に上げてください。どのくらい上げるか状況と使用しているカメラによって異なるので、何枚か撮って試してみましょう。
 実際に逆光で撮影してみると分かるのですが、順光では得られない写真を撮ることができます。

 ・・・といろいろ言っている割にはゴーストが出てたり、ピントを合わせる位置をもう少し先端にした方が良かったり、と突っ込みどころが多い写真です。千葉市にて。

E-1
Zuiko Digital 14-54mmF2.8-3.5
(51mm, 1/400sec, F3.5) Posted by Picasa

2006/11/19

夕暮れ時


最近更新が滞っておりすみません。
仕事が忙しく文章を考える余裕が無いのが原因です。

そんな話をしたら、某氏が文章を書くと言ってくれたのを記念しての更新です。
(ちょっとコメントが難しい気がしますが某氏に期待)
オーストラリアにて

Dimage A1
(7.2mm, 1/3200sec, F2.8)
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2006/10/27

難しい被写体


 昆虫を撮るのって意外と難しいです。小さいのでフォーカスを合わせるのが難しいし、大きく撮らないと見えないし、かと言って近づくと逃げるし、飛び上がると素早い上に予測不可能だし・・・。
 これまでに何回かチャンスがあったのですが、やっとそれなりの写真が撮れました。まぁ、肝心の昆虫が小さいとか向きがイマイチとか、背景がゴチャゴチャしているとか反省点は沢山あります。
 機材に投資すれば、例えば150mmマクロなどを購入すれば、大きさと背景の問題は改善すると思いますが、それよりも動きを予測するとかキレイに見える撮り方を考えるといった面から勉強していきたいと思います。練習練習。千葉市花の美術館にて。

E-1
Zuiko Digital 14-54mmF2.8-3.5
(54mm, 1/1600sec, F3.5) Posted by Picasa